Thursday, December 12, 2013

転職活動をして気づいたこと

転職活動という行為

日本ではどうも転職活動をすることに、ちょっとしたハードルがあるようです。また、転職活動をしたことがマイナスに映るのではないかと感じている方もいます。

私自身が転職活動を始めたのは、入社してから4ヶ月目のこと。とりあえずは、外の世界を(違う仕事を)見てみようと思ったのがきっかけでした。それで外の世界に憧れたらそっちに行けばいいし、もし今いる世界が好きだと感じられれば、そのままいればいいと思ったのです。

私の実質的な転職活動期間は、2ヶ月。その間に転職イベントと転職エージェント、企業への直接アプローチを行いました。

結局は自分で動かないと×

これはあくまで入社したての私が転職活動をした経験談ですが、結局自分で情報を取りにいき、自分から企業に売り込んでいかないとダメだな、と感じました。つまり、転職エージェントに任していては×ということです。
(たぶん、年収1,000万クラスの人は、勝手にヘッドハンターがいい案件をもってきてくれるでしょうが…)

一番驚いた(というかショック?)のは、転職エージェントでした。私はてっきり、自分の夢やこれまでの経歴を聞いた上で、どこの業態、企業であればやりがいを持ってイキイキと働けるのかを、付きっきりで相談に乗ってもらえるのかな?と思っていました。しかし実際はそうではなく、最初の小一時間で自分のことを話して、あとは企業を紹介してくれるだけ…。

「その人が、どうすれば幸せに働けるのか」

それを本気で考えて仕事をしているエージェントに出会う事はありませんでした。もちろん、そんな一人一人と向き合っていたら人件費がかかって儲けが出ない!と言うのでしょうが、それって寂しいなと感じてしまいます。

結局は、就活と一緒で、自分のやりたいことを考えて、自分の強みがどう活かされるのかを繋げる。この作業をとにかく繰り返すだけなのです。

働けなる前に転職を

前職に限らず、仕事が大変で病気になりそう/なったという方に最近お会いすることが多くなりました。そんなときに必ずお伝えするし、納得してくれるのが、「一度外の世界を見てみたら?」ということです。

前述通り、私も転職活動の最初の一歩は、「一度外の世界を見てみるか!」でした。そして、結果として私は外の世界に居場所を求めたのです。

一番もったいないのは、病気になって働けなることです。働くという行為は、良きも悪きも人間の人生の大半を占めます。民主主義の国家に住んでいる以上、「労働」という行為を通してしか、お金を得ることはありません。(生活保護とかもありますが…)

病気になって仕事ができないということは、「お金を得て生きていく」という手段をなくしてしまうということになるのです。

「人生を豊かにするために仕事がある」

仕事は、人生を豊かにするツールでしかありません。が、大切なツールです。であれば、その仕事は、辛く、病気になるものではなく、楽しく、面白いものにしたいと思いませんか?

「楽しく、面白い=簡単な仕事、楽な仕事」という意味では決してありません。それは人それぞれでいいと思います。

ただ、仕事が原因で病気になり、働けなくなりそうならば、転職を考えてもいいのだと私は思います。

誰に相談するべきか

私はあまり転職活動を他人に相談しなかったですが、本来はすべきだと思いました。これまでずっと一緒にいた友人やお世話になっている社会人の先輩など色々な人の意見を聞いて判断する方がベストな決断が下せるでしょう。もちろん、最後に決断するのは自分ですが…。

私も転職活動が終わってから、たくさんの人に相談しました。終わってからというタイミングが正しいとは思いませんが、時間があるなら相談して、自分でしっかり納得してから新しいところでスタートしたいという思いがあったからです。

ただし、あまりオススメしないのは、自分が勤めている人事や会社が抱えるサポートセンターなどです。理由は簡単で、彼らの仕事の任務は、いかに人を辞めさせないかだからです。

特にサポートセンターなんて、辞める人が多ければ契約を打ち切られることだってある訳ですから、なんとしても離職率を抑えようと努力するはずです。
もちろん、中立な立場からアドバイスしてくれる方もいることも事実なので、そこはケースバイケースですが…。

とにかく、自分だけで考えすぎない事です。
いろんな人の意見を聞いて、自分の強み、自分の素晴らしい点に気づくべきです。
(※)
「自分が思っているより美しい(You are more beautiful than you think)」という動画がありますが、まさにその通りだと思います。他人に聞いてこそ、自分の強さ、素晴らしさに気づく事が必ずあります。)



海外に居場所を求める

私はそこまで海外を回ったといえるとは思っていませんが、それでもアメリカ、スペイン、タイ、ベトナム、カンボジア、シンガポール、オーストラリアと見てきました。特に途上国で感じた事は、日本人が活躍できるフィールドはまだまだあるということです。

大学生の時など若いときに海外に行く事をよくオススメされますが、私もそれには大賛成です。

なぜなら、海外に行くと世界が広がるからです。大学、東京、日本という枠から飛び出し、世界に飛び出す。そこにはまだ見た事がなく、経験した事がない世界が広がっています。

企業に入ると、どうしてもその企業の範囲でしか物事を考えられなくなります。自分の勤務地が地方であればあるほど、平日・休日問わず過ごす人が同じ職場であればあるほど、残念ながらその枠を超えて物事を考えられなくなってしまうのです。私自身も、元々はそうでした。

しかし、ふと考えてみれば、我々日本人が活躍できる場は、日本ですら広がっている。ましてや世界には、もっと可能性が広がっています。もちろん、賃金や生活水準は日本と同様で、というのは難しいかもしれませんが、それでもやりがいがある仕事が外にあるなら求めるべきだと思います。少なくとも、枠から外に出られず病気になり、働けなくなるのだけはもったいなさすぎます

転職活動は楽ではありませんし、本当に悩みます(笑)。今の仕事の方がいいのか、転職した方がいいのか…。どっちが正しいのか悩む事もあるでしょう。

ただ、「どっちが正しいのか」と悩む事が、いかに無駄であるか最近感じました。
それを次回でお伝えしたいと思います。

次回に続く…






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