Sunday, September 30, 2012

「食」のグランプリ開催!!

こんにちは!ゆーすけです!
9月最後の日曜日を皆さんはどのようにお過ごしですか?
カンボジアでは、雨季の季節のピークである9月が終わると、これから少しずつ乾季に向かって行きます。雨が嫌いなボクにとってはうれしい話ですが、お米を作っている農家の人にとっては困る話のようです。あとどれくらい雨が降るのかは分かりませんが、川が氾濫するレベルまでにはなって欲しくないものです・・・笑。

さて、今回は9月の総括ということで、「食」をテーマに、皆さんに情報をお届けしようと思います。カンボジアといっても、変なものばかりでは無いですよ笑。もちろん、あまり受け付けられないものもありますが、美味しい食事があることも事実!今回は、この1ヶ月で食べてきた食事の一部をお見せします(`・ω・´)ゞ


①エントリーNo.1
「チキン南蛮@クロマーヤマト」
はい!いきなり日本食が来ました!
カンボジアで生活をしていると、どうしても日本食が恋しくなる時があります。そんな時にお世話になっているのが、ゲストハウスの『クロマーヤマト』。シェフはなんとカンボジア人!昔、日本人のシェフが日本の味をしっかり教え込んだようで、とても美味しいです。チキン南蛮の大きいサイズにご飯・味噌汁を付けて4ドルだった気がします。

他にも、カツ丼、ハンバーグ、コロッケ、カレー、納豆・・・と何でも取り揃えています。





②エントリーNo.2
「バイサッチュルーク@近所のお店」
 最近、ほぼ毎日と言ってもいいほど食べているのが、このバイサッチュルークという食べ物。味のついた焼き豚をご飯の上に乗せて食べます。通常であれば、これにお漬物とスープが付いてきます。飲み物は、Red Bullです。これで、5,000リエル(=1.25ドル)とチョーー安い!笑。

Red Bullを抜けば、3,000リエル(=75セント)で食べられるという・・・。もちろんこんなに安いのは、近所のお店だから。街中に出れば、もうちょっとします。(ちなみに、上記のクロマーヤマトでは、1.75ドル。)



③エントリーNo.3
「鳥のスープ@農村のレストラン」
かものはしプロジェクトの工場の目と鼻の先にあるレストランで食べられる食事。メニューは、常に日替わりのようで、こちらでの指定は出来ない・・・。そんなこんなで出てきたのが、この食べ物。鳥を煮て、その中に香草を入れたスープ。香草には、こちらに来て慣れたのであまり気にならず食べられました。鳥は、身があまりなく(カンボジアの鶏肉は、基本的に骨が多いと聞く)、どちらかというとダシ代わりなのかもな。

お値段は、確か4,000リエル(=1ドル)くらいだったかな。



④エントリーNo.4
「ハワイアンピザ@VIVA」
シェムリアップのパブストリート沿いにある、「VIVA」というレストランのワンメニュー。直径は20センチくらいで、6ドルします。ボクは、ディズニーランドのウエスタン村にある、ピザ屋のパイナップルピザが大好きなのです!笑。なので、このピザも美味しくいただきました。シェムリアップにはピザのお店が多くあり、残念ながらここは友人のピザランキングでは、3本の指の外らしい・・・

でも、美味しいのは間違いないですよ!
ピザランキングに入っているお店に行ったときには、報告しますね!



⑤エントリーNo.5
「やきとり@かものはしの工場付近のマーケット」
美味しそうな匂いに誘われてたどり着いたのが、ここのお店。なんとやきとり屋ではありませんか!!1本=500リエル(=12.5セント)だと言うので、5本注文。やきとりなので美味しいのですが、ちょっと脂っぽいかなと思いました。毎日食べると、きっとお腹がモタレる気がします笑。それでも、売っているおばちゃんが優しいのが素晴らしいので、また行きたいな。



⑥エントリーNo.6
「BBQ@何処か」
カンボジアで観光客に人気の食べ物の一つ、BBQ。BBQというと、日本では炭火で網を敷いて・・・という感じですが、こちらでは違います。写真のような形で、上が焼肉、下がしゃぶしゃぶのような食べ方をします。これは、結構日本人の舌に合いますし、美味しい!ご飯も進みます!

肉は、基本的には牛。スープは、鶏がらのさっぱりしたものです。場所によっては、ブッフェ方式の所もあり、好みのお肉や野菜を好きなだけ食べられます。ボクがよく行くお店は、2人で行ってドリンクも頼んで6ドルくらい。ってことは、3ドル/人ということで、かなりお安い!

カンボジアに来た方は、是非!!



⑦エントリーNo.7
「パン@近所のお店」
見ての通りパンです笑。でも、中はスカスカで味も有りません。なので、これと一緒にめちゃめちゃ甘いミルク入りコーヒーを買うのが定番。友人は、パンをそれにつけて食べたりもします。ただ、軽い食事としては最適で、1,000リエル(=25セント)しかしません。


⑧エントリーNo.8
「ココナッツジュース@何処か」
ココナッツジュースとメニューに書いてあったら、基本的にこれです。もちろん、そのまま出てきます笑。ただ、お店によっては冷たかったり、そうでなかったりするのでご注意。量は結構あって、1リットルくらいでしょうか。味はあまり甘くないので、糖分を摂取しようとして注文すると、間違えます。値段は店によりけり。路上とかだと1,000リエル、レストランだと1.5ドルくらいします。

⑨エントリーNo.9
「フルーツジュース@かものはしの工場付近のマーケット」
絶対美味しいのが、このフルーツジュース。その場でミキサーにかけてくれてます。バナナやりんご、ライチ、人参などの好きなものをミックス出来ます。

「卵入れる?」

と聞かれるのですが、未だ入れたことがありません笑。美味しいのか?笑。
日本帰っても、これは常に飲みたいなって思います。値段は、2,500リエル。




Friday, September 21, 2012

日本人として何が出来るのか??


こんにちは、ゆーすけです。
カンボジアでの生活も、ついに4週目に突入しようとしています。1ヶ月がもう過ぎるのかと思うと、本当に時間が経つのは早いなぁとつくづく思ってしまいます。

さて、今回ブログとして皆さんにお伝えしようと思うのが、前回同様真面目な話で・・・カンボジアの都心と地方をほぼ毎日行き来する際に感じたことを書き記したいと思います。面白い話が聞きたかったという方、すみません・・・。次回はそのネタでやろうと思いますので、今回は勘弁下さいね。

私は上述の様に、ほぼ毎日かものはしプロジェクトのコミュニティファクトリーへ通っています。片道は40分。結構な時間です。お昼のあとだと眠くなります。特に、帰りの時は疲れが溜まっていて眠さがMAXになります。

ただ、そんな帰り道で大好きな箇所があります。
それがここ。






 コミュニティファクトリーまでの道のりは、基本的に道路の回りに木が生い茂っていて遠くが見えないのですが、ここだけは特別。回りの木が無くなり、辺りが開けるのです。夕方だと、いつもは嫌いな雨をもたらす雲とあたり一面を夕日が照らし、非常に綺麗な光景になります。

そんな景色を見ると、一日の疲れが何故か取れてしまいます。むしろ、「もっと頑張らなきゃ!」と元気づけられます。

なぜか。

確かに、こんな自然に囲まれた景色を見られる自分は幸せです。疲れだって取れてしまいます。でも、冷静に考えれば、ここは電灯が一つもありません。夜になれば真っ暗の道です。綺麗だと思う緑は、田んぼです。ここで、人が生活しているのです。


私もどこへ続かわからない道。でも、何か吸い込まれる様な道です



1週間に1度くらい、コミュニティファクトリーにいらっしゃるお客様を、女性たちの家に案内することがあります。正直、行くたびに驚きの連続です。もちろん家によって異なりますが、冷蔵庫やテレビ、電気のない生活。井戸もただの水たまり。日本では考えられません。



 農村の家の中。椰子の葉などで壁や屋根が作られています




「私が一生懸命働くことで、笑顔になる人がいる。」

ここにいると、それを強く思います。

コミュニティファクトリーで製造されている製品が売れて、売上が増加すれば、女性たちの収入が増えます。トレーニングを行ってスキルが身につければ、市場で求められる人材に女性たちがなります。つまり、彼女たちの人生の選択の幅が広がります。

私、いや私たちがやっていることが、必ず彼女たちの笑顔につながる。それが分かっている以上、手を抜くわけにはいけません。



一生懸命、トレーニングを受ける女性たち



しかし、最近思うのです。

「彼女たちの幸せってなんなんだろうか?」

農村の住む女性たちにチャンスがある時には、必ず尋ねる質問があります。

「お金持ちになって家族と離ればなれで住むのと、今の生活のままで家族と一緒に住むのは、どっちがいい?」

答えは今のところ、十中八九後者です。彼女たちは、例え今のままの貧しさだったとしても家族と居られることが幸せなのだと言うのです。

この国は、どこに向かうべきなのでしょうか?
経済的に発展することが、必ずしも豊かさをもたらす訳ではないことは、前回述べました。どんなに私が考えても、ここは私の国ではありません。決めるべき、主役は彼女たちであり、カンボジア人なのでしょう。あくまでも私たちは、サポート役。

カンボジアに来てから3週間。様々な分野で活躍されている方にお会いしました。私より断然長い経験をカンボジアでされている方には、この国の方向性を常に問うようにしています。

聞くたびに感じるのが、カンボジアが今後どのように発展していくのかという楽しみだ、ということ。この10年できっとこの国は大きく変わるでしょう。それが良い方向に行くか、悪い方向に行くか、そもそも良い悪いは何か、それは誰にも分かりません。

ただ一つ。一つだけ分かっていることは、多くの人が笑顔になって欲しいということ。

ある人が言いました。
「日本とカンボジアは似ている。同じ戦争(カンボジアでは内戦)を経験して、何もかも失った。その後復興している点は、非常に類似しているよ。」

なるほど。
これは、日本人としてやれることが何かある気がします。


どんな光がこの国に差し込むか楽しみです


Friday, September 7, 2012

先進国と発展途上国


おはようございます!

カンボジアに来て、6日目になりました。
現在、カンボジアは雨季に入っているため毎日雨が降り、蚊が湧いて非常に困っています。。。
しかもこちらの蚊は、非常に強力で一度刺されると3日間は痒みが消えないというなんとも災難です。
皆さんも、カンボジア、いえ途上国に行く際には「ウナ」よりも強力な虫さされ薬を持っていくことをオススメします。



ー1人のカンボジア人女性に出会うー
さて、今回のブログはカンボジアに来て感じた「先進国と発展途上国」についてです。

現在、私のインターン先では日本人とカンボジアを含め、15名以上が働いています。その中で一人だけカンボジア人で日本語がしゃべれるスタッフが働いています。彼女は、高校を卒業後日本語学校に入学し、1年間日本語を学びました。その後、今のインターン先と出会い、日本語を話せるスタッフとして採用されたのです。

カンボジアに来て、3日目にして彼女とじっくりしゃべる機会がありました。クメール語がしゃべれない私にとって、日本語を通じてコミュニケーションが出来ることは、非常に心が落ち着きます。そんな和やかな空間の中で、彼女が今後したいことについて聞いてみました。

「将来は何をしたいの?」



















「私は、今大学に行くためにお金を貯めています。年間300ドルかかるのですが、今250ドルくらいまで貯まりました。だから、あとちょっとです。大学では英語かビジネスを学ぶつもりです。」

この回答に私は、驚きました。
自分の学費を自分で支払う。その為に一生懸命に働き、お金を貯めている。

そんな姿に自分は感動しました。私のみならず、日本のほとんどの大学生が親にお金を出してもらっています。アメリカなどでは自分で払うことが当然ですが、それでも奨学金が援助してくれます。

自分で全てに責任を負う。そんな姿に心が動かされたのです。

「将来は、どんな仕事がしたいの?」
私が次にした質問です。

「私は、かものはし(彼女が今働いている職場)でずっと働きたいです。そして、農村の人たちが教育などを受けられるようになって、もっと豊かになってもらいたいです。」

カンボジアという経済的には貧しい国に住む人が、その中に住むさらに貧しい人を救うために一生を費やしたい。そんな気持ちを聞いて、私は素直に「すげぇな」と思いました。そして同時に、我々先進国の人たちは何をしているんだろう?と感じました。

自分たちの裕福さに満足し、世界を全く見ようとしない。例えその状況を知っても、現地に足を踏み入れてまで深く知ろうと思わず、一生を過ごす。

そんな生活を殆どの先進国の人(特に日本人)はしています。

ー先進国と発展途上国との違いー
カンボジアにいて、先進国と発展途上国の違いがよく分からなくなります。

確かに経済力をもってすれば、日本はカンボジアに比べて先を行っている(先進)と言えるでしょう。
しかし、「人として自立している」という側面や「自分の将来について、いかに社会や家族に貢献するかを考えながら決めている」という点においては、必ずしも日本がカンボジアに優っているとは言えない気がします。というか、むしろカンボジアの方が上なのでは?とも思います。

常に先進国が優っているとは限らない?


日本人に生まれて、日本人であることを満足してしまっている。そんな気がいまはします。そうではなくて、地球民の一員として何が出来るのか。それを真剣に考えなければいけないのだと思います。

企業で働くこと。それも確かに立派な社会貢献なのかもしれません。しかし、私たちにはお金と時間があります。働くこと以外にもきっと出来ることはあるはずなのです。それを常に探し続けること。そして自分の出来る範囲で実行すること。それが大切なのだと思います。

私がカンボジアに来たのは、そういう理由です。
自分はどこへ向かうべきなのか、それを理解するためにカンボジアで半年間修行しようと思い立ちました。

先進国と発展途上国という二項対立はもうやめて、自分に足りないところはどこなのか、自分が相手に対して出来ることはなにかを考えるべきなのだと思います。

最後に彼女にこう聞きました。

「日本人ではなく、カンボジア人に生まれてよかったと思いますか?」




















「はい。」


fin