Sunday, August 19, 2012

ミュージカルのすばらしさ

先日、劇団四季のライオンキングを鑑賞してきました。
ミュージカルを日本語で鑑賞するということはあり得ないと思っていた自分にとって、今回の鑑賞は、自分でも驚きでした。



そもそも振り返ってみれば、私はミュージカルが嫌いでした。というか、恥かしくて見られないと思っていました。男性の方が、女性より小説や映画に感情移入しやすいと言われていますが、私はその典型のような気がします。今はそうでもないですが、昔はドラマや映画のキスシーンなんて見られるものではありませんでした(笑)。


(妻夫木くんのキスシーン)


ミュージカルは常に歌って踊るものですが、それが私には恥ずかしかったのでしょう。小学生の頃、アニーを音楽の時間で見ました。授業ですからちゃんと目を伏せずに見ていましたが、それでも心のなかでは何か常に擽られていたような気がします。






アメリカに留学に行ってから、ミュージカルを見る機会がありました。ニューヨークからわざわざ大学に『ウィキッド』の団体が来てくれたのです。通常であれば、100ドルを越す鑑賞料が、学割で40ドルというのだから、それは行かなきゃ!と友人に誘われました。ウィキッドの姉妹話、『オズの魔法使い』もしっかり鑑賞し、準備万端で望みました。


(大学のシアターにて、友人と)


結果は、「素晴らしい」の一言でした。ショー一つで、あそこまで感動できるなんて、想像もしていませんでした。英語は5割くらいしか分からなかったですが、あの雰囲気に圧倒され、そして感動を貰いました。

それからというもの、機会があるたびにミュージカルを鑑賞するようになりました。

ニューヨーク、ブロードウェイでの『オペラ座の怪人』。劇中に流れる、「All Ask of You」は、今でも大好きな曲の一つです。

大学の学生が演じた『RENT』。DVDで鑑賞したことがあったので、是非とも実際に見てみたいと思っていたところ、アメリカの大学でやるというので、5ドルという破格で鑑賞しました。学生にもかかわらず、迫力がありつつも繊細な演技で、非常に楽しめることが出来ました。

ミュージカルをかじったのが英語だったからでしょう。日本語でミュージカルというのが、どうしても自分の中で許せなかったのです(完全にアメリカ被れだなと思いましたが・・・笑)。そういう訳があり、全く日本語のミュージカルには興味がなかったのですが、村上春樹の小説を読んでいて、ふと思ったのです。

「ミュージカルが見たい!」と。















(行きたくさせた本。『ダンス・ダンス・ダンス』)






思い立ったらすぐ行動が、モットーですから、すぐにチケットを購入して観に行ったわけです。結果はどうだったか?

それは、大満足でした。なんというか、ショーに言語はあまり関係ないのだなと感じました。言語よりも、演じる人の個々の動きが纏まり一つになったときのエネルギーが、感動を与えるのだと思ったのです。

これまでのアメリカでの講演と比較して、決定的に違ったのが最後の挨拶の部分。ショーが終わり、出演者が挨拶をする時に通常であれば1回であるのに、当日は6回も登場したのです。千秋楽でもないのに、そこまで丁寧に観客に向かって挨拶をする姿が、なんとも日本人のおもてなしの心らしかったですし、いいなぁと感じました。

今後は、機会があるたびにミュージカルを鑑賞して、元気とパワーをもらいに行きたいと思いました。是非、みなさんもミュージカル行ってみてください。学生であれば、ライオンキングを2,500円ポッキリで鑑賞出来ますよ笑。

(頑張れ、ライオンキング!!)






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