どうもこんにちは、ゆーすけです。
今回のブログでは、世界の休日について取り上げてみたいと思います。
そもそもなぜ、このテーマでブログを書こうと思ったかという点を、少し説明したいと思います。
カンボジアに来て、2ヶ月。仕事をしながら生活をしていると土日や祝日に敏感になります(笑)。それは、自分が遊ぶためというのもありますが、スケジュールをあわせるためなどの際にも重要な点です。
カンボジアに来て感じたのは、日本と比べて祝日が多い!ということ。
10月だけでも6日分の祝日があり、良い意味でリラックスが出来ましたし、悪い意味で仕事があまり進みませんでした。
「じゃあ、1年通してはどうなんだろう?」
「世界の祝日はどうなってるんだろう?」
ということで調べてしまったのが、今回のブログのテーマを決めた理由です(笑)
すべての大陸から適当に17か国取り出して、祝日の数を調べてみました。ちなみに、カンボジアがアジアということもあるので、他の近隣諸国を多めに選択しています。
その結果がこちら。
(※祝日の数に関しては、サイトによって違いがあるようです。したがって、今回掲載する数字が合っているのかどうかは保証できません。あくまで、参考程度でお願いします。)
カンボジアは、アジアの中では堂々の1位!世界と比べてみても、スペインに次いで2位という結果になりました。(スペイン祝日の多さには驚きですが・・・)
「じゃあ、なんでカンボジアはそんなに祝日が多いの?」
って話なんでしょうが、それがどう調べてもヒットしないのです・・・。
でも、こうなんじゃないかな?というのは、ちょっと考えてみました。
そもそも祝日は国が定めるものです。つまり、祝日を定めるには、国としてソコソコの理由が要ります。それは、政治、宗教、経済など様々あると思います。
2000年以降、日本は「海の日」や「敬老の日」、「体育の日」を月曜日になるように設定しました。その理由として、土日月の3連休を作り出し、家族で旅行に出かけ、そこでお金を落としてもらうことで、経済を活性化しようと考えたからでした。
また、(ここからは仮説ですが)アメリカの休日が日本に比べて50%も少ないのは、自由主義を貫き、国民の働くという自由を個人に委ね、政府が介入しすぎないという背景があったからなのではないでしょうか。取りたい人は取ればいい。そんなアメリカの文化が、祝日の少なさから匂ってきます。
したがって、カンボジアとしても、この祝日の多さには国として何らかの意図があると考えてよいのだと思います。
それが何なのか。
おそらく、それは
「昔を大切にする」
ことであると考えます。
「昔」という一文字には、「歴史」という意味もあれば、「伝統」という意味もあります。また、「王様の死」という意味も含まれます。
カンボジアの祝日を見てみると、上記の3つのいずれかに当てはまるのが殆どです。もちろん例外もありますが、先日亡くなられた王様の没日が来年から祝日になることを考えても、やはり祝日設定の仕方のテーマとしては、あながち間違っていない気がします。
ただ、テーマとしては素晴らしいのですが、この国の今後を想像すると、なんとも複雑な気持ちです。というのは、祝日が多いというのは単純に考えれば、働かない日が多いということです。親戚の親戚の病気やお葬式で仕事を休んでしまうカンボジア人ですから、実質的には、祝日以上の休みを取っています。これでは、経済的に成長するスピードが遅くなってしまいます。
以前のブログ(URL)で、カンボジアと日本は歴史的に似ているということを述べました。しかし、日本は戦後異様なくらい働きまくりました。働き過ぎで、国際的に批判を浴びたくらいなのですから。一方のカンボジアは、全く反対の道をたどっています。
「時間が全てじゃない!効率的にやればいいじゃないか!」
ということになりそうですが、効率化の前に愚直に働くという面を養うことがまず先であると思います。時間がかかることが分かって、効率化をしようとするのですから。
今後祝日がどう増減するかによって、この国がどこへ向かおうとしているのかが分かる。そんな気がします。
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