Saturday, November 8, 2014

映画を見て感動しよう。〜最近見たオススメ映画〜

はじまりのうた(BEGIN SONG)


星: ☆☆☆
ジャンル: 夢、愛
内容:
恋人に裏切れた悲しみを抱えてバーで自分の曲を歌ったことから始まるものがたり。
ある音楽プロデューサーと、そのバーで出会い。レコーディングを始めることに。

プロデューサーが集めたメンバーとのセッションは、ニューヨークの街中で本当にロケをしたという。彼らが本当に心の底から楽しんで演奏している光景が、スクリーンを通じて伝わってくる。音楽を通じて新たな道を探し当てた主人公に感動します。

仕事もこういう風に楽しく、メンバーと一緒にやれればいいなと思ってしまいます。


アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜



星: ☆☆☆☆
ジャンル: 愛、人生
内容:
恋愛で失敗続きの男が、代々自分の家系に伝わる『タイムトラベル』の力を知る。
その力を使いながら、人生をやり直しつつ本当の『幸せ』を探していくストーリー。

『一日一日を未来から帰って来たかのように大切に生きなさい』

映画の最後で残す一言だ。わかっているけどなかなかできない。
レジの前で笑顔でありがとうというだけで、店員さんも笑顔になれるのに無表情で対応する。

ちょっと気を利かすだけで、自分の人生だけでなく他人の人生も幸せに出来る。ちょっとした喜び、ちょっと笑顔、ちょっとした気遣いが、きっと他人を幸せにできる。

笑顔の人のところに幸せはやってくるというが、本当にその通りだと思う。考え方、見方をちょっと変えれば、きっと大事にできるはず。仕事もプライベートも、そんな風に過ごせればいいなと思う。

まぁなによりあんな家庭を築きたいって思ってしまう作品笑


Sunshine on Leith



星: ☆☆☆
ジャンル: 愛、仲間、音楽
内容:
純粋にミュージカルを楽しめる映画。
愛を描いた映画で、幸せだった3つのカップルがそれぞれの問題で破滅の危機を迎える。危機に対して、それぞれが答えを見つけ、それに向かって踏み出していく。

音楽が美しいので、何も考えなくても純粋に楽しめる。ミュージカル好きにはオススメの作品。


ジャージー・ボーイズ



星: ☆☆☆☆
ジャンル: 人生、音楽
内容:
4人の若者たちがたどる栄光と挫折の行方。

莫大な借金
家庭の崩壊
メンバー間の争い
愛する娘の死

一度は名声を得た4人のグループが、本当の幸せ、自分の人生について悩み、結論を出していく。あるものは音楽を続け、あるものは家族を選ぶ。あるものはブリキの人形のように前に進み前に続ける。

Sherry/Big Girls Don´t Cry/Can't Take My Eyes off You

今でも聞くロングヒットの名曲を生み出したグループも、一人間として悩み、それぞれに結論を出していく姿は、非常に興味深い。

『どんなにスキルを持っていても、磨かなければ意味がない。辛抱強く道を切り開く』

有名な人ほどきっと悩んでいるに違いない。悩むからこそ成長する。悩むからこそ、時に異常になる。それにしても音楽は素晴らしい。チームワークが試されるし、それなしには素晴らしい音楽は生まれないのだから。

Wednesday, September 17, 2014

禅修業で学んだこと


坐禅という手段を用いて、自分と向き合う


9月14日〜17日まで、3泊4日という短い時間であったものの、京都の亀岡市にある宝泉寺禅センターへ行って来た。

禅をしてみたいと思ったのは、8月のこと。雑然とした俗世間を離れて、自分と向き合う時間を持ちたいと思ったのがきっかけだった。

日程の関係上9月にずれ込んだものの、やはり禅への気持ちに変わりはなかった。

自分と向き合い、そこから自分の人生の方向性を再定義する

それこそが今回の目的であった。

京都から約20分のところにある馬堀駅から歩いて15分。保津峡の川と山を横目にして、トンネルを抜けると亀岡市の田園風景が広がる。

電車から眺める保津峡


保津峡を囲む山々を見て「こんな山奥で修業するのか!」と不安の念を抱かされながら進む電車の先に見えた亀岡の田園風景は、安堵の念を感じさせた。

常に東京とシンガポールで働く私にとっては、田園風景を見るだけでも心が休まる。人工物で囲まれた都会の空間は、心に安らぎを与えてくれず常に緊張感をもたらすからだ。


亀岡市の風景は心を和ませてくれる

禅センターに着き、同日に入山するメンバーと対面する。そもそも休みの日に、わざわざ京都の田舎まで禅の修業に行こうと思う人は、相当変な人だろうなと感じていた私にとって、同日に入山したメンバーも、そこで出会った人たちも、予想とは裏腹に至って普通の人だった。

とはいえ、一人ひとりの事情は違っていて、下界で何か悪いことをやらかした人や精神的に追い詰められた人、様々な人がいたことは間違いない。しかしながら、下界ではビジネスとして人を見てしまう人たちもここでは平等な立場。

「お互い利害関係がないからな。なんでも打ち明けて話せるよ」
とある修業者が言っていたが、まさにその通りだった。

なんの損得を考えることなく、心の内を打ち明けられる。そんな空間がそこにはあった。普段は緊張と疲労で溢れている顔や体は、一気にここでほぐされることになる。

昼食後に自由時間はあるものの、朝から晩まで修業に励む。規則正しい生活。規律のある食事作法。そんな生活は修学旅行以来だ。

ちなみに1日のスケジュールはこんな感じ。
05時20分 起床
05時40分 太極拳
06時00分  坐禅
07時00分 お経
07時25分 掃除
08時00分 朝食
09時00分 作務
12時00分 昼食
12時30分 自由時間
18時00分 夕食
19時00分 坐禅
21時00分 お風呂
22時00分 就寝
社会人になると自分で全てを組み立てることになる。起床時間から朝食、通勤するために家を出る時間…それはそれで大切だ。自分の頭を使うことになるのだから。

規則が決まっていればただ従うだけでいい。頭を使わなくて済む。もっと言えば、他のことに頭を使うことを集中できるということだ。

おかげ様で修行期間随分と考え事をした。

坐禅の時間、無心にならなければいけないにも関わらず、色々なことが頭を巡った。但し、時々グチャグチャする頭を「スッと」、ちょうどホワイトボードに書かれた文字を消すように白紙にしてくれるのが、「無心になる」 ということだった。

しかしそれでいいのだということも悟った。坐禅の時間は、常に無心になる必要はない。


さて、3泊4日の修行を終えてわかったことがある。それは、禅修業は自分と向き合う手段の一つであるということだ。修業に行く前、私は浅はかながらも、禅をすれば何かが降ってくると信じきっていた。禅がなにかを俺にくれると。

しかしそんなことは全くない。結局、考えて結論を出すのも自分だし、行動するのも自分だ。坐禅を組んで無心になれば、何が降ってくることもない。それらはあくまで手段の一つなのだ。

今回の旅で私は大切なことを学んだし、自分と向き合うこともできた。

これはなぜかと言われれば、もちろん坐禅を組んで無心になったからというのもあるだろう。

しかしそれだけではないことは、強調しておきたい。禅修行のなかでの、修行者同士の会話、読書、法話、掃除、食事、睡眠。同日に入山したメンバーと行ったプチ旅行。

それらひとつひとつが、相重なって今回の答えに辿り着いたのだと心から言える。

坐禅は手段の一つでしかない。禅修業は手段の一つでしかない。これからの人生、きっとまた何かに悩むことがあるだろう。しかしその時は、様々な手段を試せばいい。坐禅も読書も旅も、何もかも。

そしてまた答えを見つけて、前に進んでいく。きっと人生は、そういう繰り返しなのだろう。

今回、施設でお世話になった方々には本当にお礼を言いたい。これからまたどこかで会えることを楽しみにしたい。

みなさんも一度試してみてはどうだろうか。きっと自分を見つめ直すいいきっかけになると思う。


プチ旅行ありがとうございました!!

Saturday, June 7, 2014

20代で海外へ旅立つ

20代で海外へ旅立つ

 



先日、日本に帰国し、日本での時間を楽しんだ。
今回の滞在はこれまでと異なり長い滞在となったので、仕事もしかりであるが、プライベートでもゆっくりと過ごすことができた。

日本にいない期間が1ヶ月であっても、
帰国時のお寿司やラーメンは格別だし、日本人に囲まれている空間は安心だ(笑)。


今回の帰国で大きく異なったのは期間だけではない。初めて母校(立教大学)にて講演するという機会をもらったのである。

テーマは、『留学と就職』。
留学に興味のある学生が集まり、留学について説明を受ける場に、
今回経験者の一人として呼んでもらった。


40分という限りある時間の中で
どのように、何を伝えるかは、非常に考えに考えた(笑)。

依頼をもらってから当日まで約2ヶ月位はあったと思うけれど、
その間考えては悩みを繰り返していた。


テーマを4つに分けて話したので、
色々と話したことはあったけれど、一番言いたかったのは1つだけだった。

『人生の過ごし方に正解/不正解はないけれど、私は20代のうちから海外で仕事をすることをオススメする』

ということだ。

20代は何も失うものがない。確かに結婚していたり、子供がいれば別の話だが、そうでない限り何も考えずにチャレンジをすることが可能である。

30代を超えだすとどうしても年齢のことが気になる。地位やプライドがまとわりつき、あまりチャレンジをすることがし難くなる。
※「し難くなる」と言っているのであって、「できない」とは言っていない

失敗が許されるということはありえないが、それでも20代という若いうちの失敗は、自分の糧に必ずなる。早いうちから「海外で」失敗することは、歳を重ねた時に「海外で」成功することを達成しやすくさせるだろう。


「今は修行の身だから…」
 という理由で日本に身をおくのは勿体ない。

人生はあっという間だ。あっという間に40歳になり、50歳になり、70歳になり、90歳になり…死んでいく。

早くから海外を経験し、日本を相対的に見て、何をするべきかを考える。


私が思うに、これから日本で必要とされる人材は、世界で戦い、日本を相対的に見て何をするべきかを考えられる人なのではないかと思う。

決して、日本で育って、日本の有名大学に入り、有名企業に入社した人ではない。世界との関わりが今後もっと必須になる中で(これをグローバル化というのかな?)、政治家にしても企業の社長にしても、公務員にしても、必要なのはそういう人材であると思う。


今回の講演は100人くらい出席者がいたが、話を聞いて海外へ!と動き出すのは(留学でも海外インターンでもなんでもいい)、『2割の2割の2割理論』から、きっと5人とかそれくらいだろう。それでも先日、一歩踏み出した学生がいたと聞けたのは嬉しかった。


今は学生と社会人という立場だが、数年後、いずれの時か、その学生が社会に出た時に、出会えることを楽しみにしていたい。人前で話すことの醍醐味は、そういうものだと思う。

私自身、尊敬する人の講演を聞きに行ったりするが、そこで媚びを売るのではなく、その人を対等に渡り合える人物になって、出なおしてやる!と常に考えるものだ。


今回の講演のおかげで、また1つ自分自身が成長しなければいけない理由ができた。今後もそういう理由づくりを重ねていきたいものである。


Sunday, April 6, 2014

30歳という山の向こう側で

昨年、25歳を迎え30歳という山を見ながら生きるようになりました。

「人生はあっという間」
「人生は一度きりしか無い」


そんな言葉がハラオチして、
新たな人生を踏みだそうと考えたのは、昨年末のことでした。


2014年が始めってから4ヶ月が経ち、
1年の3分の1が過ぎたかと思うと、
時間が経つスピードの早さを実感せずにいられません。

シンガポールでの仕事がメインとなってから2ヶ月目に突入しました。
最初は持っていた旅行感覚での仕事気分は、今回の出張でスパッと消え去り、
この地に数年は腰を据えて仕事をするのだろうな…という実感も持ってきました。

海外で働くということは、
自分がかねてから望んでいたことであるので、
そういう機会をくれて会社には感謝をしていますし、
何より成果という誰にでも分かる形で、恩返しをしなければ!と
心から思っています。

とはいえ、
どの国であっても自分は数年で飽きるんだろな…
ということも感じていて、いずれの時かシンガポールという国をあとにして
異国の土地へまた働く場所を移すのだろうと感じてなりません。

それが自分らしい働き方であり、
それが自分の人生として正しいのだと考えるからです。


そんなことを考えると、
私は30歳という山の向こうでは何をしているのだろうと想像します。

「まずは30歳まででしょ!」

と数ヶ月前は言っていたのにも関わらず、
シンガポールに来てからというもの、
30歳近くのビジネスマンとお会いすることが多くあるので、
私の30歳という山の向こう側はどうなっているのだろう?と
考えずにはいられないのです。

(3月27日放送カンブリア宮殿より)


先日、カンブリア宮殿で『地方都市の再生』というテーマで、
高松丸亀町商店街のことを取り上げていました。

カンブリア宮殿とガイアの夜明けは、
基本的に毎週チェックしており、時に出演者の活動に共感し、
涙を流すこともあります笑。

今回についても、お涙を流してしまったわけであります。

少し話が変わりますが、
『涙を流す』
という行為は、とても神聖で大事なものだと考えています。

人はactor/actressで無い限り、
嘘の涙をなかなか流すことはないわけで、
そういう意味で涙は心の琴線に触れた証拠なのです。

したがって、
涙が流れた事象は、自分にとって本質的な何かであり、注目すべきことなのです。


話を戻して、
私はこれまでも『地方都市の再生』というテーマで扱われてきたものには、
涙とまではいかなくても目を熱くさせてくれるものがありました。

『これまでの負け組が、勝ち組に這い上がる』

というストーリーを自分でも創造したいと思う私にとって、
当該テーマはまさにやりたいことの一つなのでしょう。

30歳という山の向こう側は、
決して他人が決めるものではなく、私自身が設計するものです。

今回のことを受けて、
今まで『海外』『ビジネス』という選択肢に、
『国内で(もっと言えば地元の群馬県で)』『政治という立場から』
何かをするという選択肢が加わった気がしました。

30歳という山まではまだ5年ありますが、

「人生はあっという間」
「人生は一度きりしか無い」


というキーワードを胸に、
これからも人生設計を考えていきたいと思いました。


では!

Thursday, April 3, 2014

社会人2年目突入!!

社会人2年目突入


お久しぶりです。ゆーすけです。


4月1日

先日から公式に就職活動がスタート(面接が解禁)したと同時に、
新社会人1年目の生活がスタートしました。

これから会社の門を叩くものと、会社の門を初めてくぐるもの
両方が同じ日にスタートを切るというのは、なんとも面白いものです。

社会人になって、 4月1日が1月1日よりもスタートする時期にとっては、
相応しい日なのだということを、今日初めて気が付きました。

実際新たなスタートという意味では、私の周りにおいて、
Facebookで退職報告をする人が思った以上にいたことに驚いています。
とはいえ、新たな人生を歩もう!と決断をしたその姿は、
なんとも清々しく、かっこ良く思えました。

ふと自分のことを振り返ると、自分自身も社会人2年目に突入したことに気づきました。
普段からスーツを着ていない私は、会社員なのですが、
なんだか会社員でない気がしてなりません笑。
それに加えて、すでに2社目である自分が、
社会人2年目と言っていいのかどうか分からないからなのでしょう。
(ニートを1ヶ月やった時もありましたしね…笑)

また、仕事もいい意味で趣味の領域に来ていて、
嫌なことも(苦手なこと)をしなければいけない時もあるけれど、
それ以上にやりがいをもってやらせてもらっている、
「今」が楽しくて仕方がありません。

改めて、自分がこうやってワクワクしながら働けているのは、
間違いなく、悩みながらも自分のやりたいことに素直になり、
それに対して素早く飛びつけたからなのだと思います。

最近、私自身が転職の経験をしていることもあり、
転職や就職の相談を受けるようになりました。

どうせいつか死ぬし、人生はあっと言う間なのだから
やりたいことに素直に、そしてすぐに飛びついた方がいい

(ただし、どんな結果になろうと人の責任に絶対にしないこと)

ということを常に言っています。
仕事の充実とプライベートの充実は、いずれにしても、
人生を充実させる手段でしかありません。

<仕事>
  • 年収がいい会社に入ること
  • 世界的に名の知られている会社に入ること
  • 海外で働くこと
  • 小さい会社を大きな会社へと成長させること


<プライベート>
  • 株で大儲けすること
  • 美人さん/イケメンと結婚すること
  • 海外で生活すること


なんでもいいですが、
「充実」とはあくまで主観的であって、客観的な基準ではありません。
自分がいいと思ったならば、それでいいし、他人が文句言う筋合いはないのです。

社会人2年目。
  • 責任ある仕事
  • 海外を拠点とした仕事
  • シェアハウス事業のお手伝い
  • 留学・就職・転職活動のお手伝い
  • 繋がる場としてのパーティー開催
  • 恋愛

もちろん全てが常に充実しているとは言えません。
しかしながら、私はこれからも自分の気持ちに素直になって、
常に笑っていられることをし続けていたいと思います。

それが社会人2年目の一つの目標でもあり、人生の一つの目標なのだと思います。

Tuesday, December 17, 2013

どうやって働く企業を選ぶべきかということ

選択に正しい・間違いはない

南場智子さんという方をご存知でしょうか?
DeNAを作られた張本人です。数ヶ月前、南場さんが本を出版されました。
『不恰好経営』という本です。


私はその本を2日で読み切りました。
その中にとても印象的な文章があったので引用したいと思います。
DeNAを退職して、文筆業になることを決めた方が書いた、退職日の挨拶メールです。


先日、大学時代の知人たちに「退職して文筆業に専念する」と伝えると、皆から「お前大丈夫か?」「将来ちゃんと考えているか?」と言われましたが、笑って聞き流しました。 7年前DeNAに就職することが決まったことを告げた時も、彼らは同じように言っていました。「お前大丈夫か?」「将来をちゃんと考えているか?」と。

「選択」に正しいも誤りもなく、選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけなのだと信じています。 

「選択肢に正しい、間違いというのはなく、選択したあとに自分がどれだけ頑張ったかでそれが正当化されるかがきまる。

すてきな言葉だと思いました。

どっちの企業/どの企業に勤めることが正しいのだろう、という風に悩んでいた自分がバカバカしくなりました。そんなことよりも、自分が選択した事が正しくなるように頑張る事が大切なのだと、心の底から感じました。

大企業かベンチャーか

大企業でもベンチャーでもどちらでも働かせてもらった私でさえも、どっちが正解などわかりません。ここ(※)にも書いてありますが、そもそもベンチャーと大企業は全く違うものであり、必要とされることも学べる事も全く違います。したがって、結局は自分次第。どっちの方が自分らしく、楽しく働けるかを考える事が大切なのだと思います。

そしてなにより大切なのは、決めたら本気で取り組む事。前述通り、選択肢に正しい・間違っているはなく、結局は自分がそれを正しいとできるかが大切なのですから。

(※)ベンチャーか大企業か

私が大切にしたいと思う軸

1回で既にお伝えしましたが、私が大切にしたいのは、


という点と「楽しいかどうか」という点だと思います。

それって論理的じゃないけど大丈夫?となりそうですが、私はいいと思っています。もちろん、既に出口が決まっているならば、それに向かって一番の近道を辿るべきでしょう。しかしそうでないならば、自分が心から楽しいと思える場を選べばいいのだと思います。

スティーブジョブズも語っていますが、自分のintuitionにしたがって生きていると、後ろを振り返ったときに、点が繋がっていたという話があります。3年後すらどうなっているか分からない時代に、「死ぬときにどのような状態にありたいか?」から考える事は、なかなかできる事ではありません。もし、そうであるならば、直感にしたがって生きる方が、結局は幸せになるのではないでしょうか。



私自身、大学時代からこれまでを振り返ったときに、驚くように点と点とが繋がっていました。大学2年生の時、なんにもなかった私に挑戦する機会をくれたコンサルティング会社の皆さんには本当に感謝しています。そこがなかったら今の自分はいないと、断言できるからです。

半年で退社した会社について、ムダだったか?と聞かれれば、「NO」と言うでしょう。あの会社で働けたから今の自分がいるし、こういうことを感じられる自分がいるのです。

もし、今の自分のやっていることに疑問があるならば、一度外を向いてみてはどうでしょうか?転職活動経験者として、何かお手伝いできる事があれば、いつでもご相談いただけばと思います。




Thursday, December 12, 2013

転職活動をして気づいたこと

転職活動という行為

日本ではどうも転職活動をすることに、ちょっとしたハードルがあるようです。また、転職活動をしたことがマイナスに映るのではないかと感じている方もいます。

私自身が転職活動を始めたのは、入社してから4ヶ月目のこと。とりあえずは、外の世界を(違う仕事を)見てみようと思ったのがきっかけでした。それで外の世界に憧れたらそっちに行けばいいし、もし今いる世界が好きだと感じられれば、そのままいればいいと思ったのです。

私の実質的な転職活動期間は、2ヶ月。その間に転職イベントと転職エージェント、企業への直接アプローチを行いました。

結局は自分で動かないと×

これはあくまで入社したての私が転職活動をした経験談ですが、結局自分で情報を取りにいき、自分から企業に売り込んでいかないとダメだな、と感じました。つまり、転職エージェントに任していては×ということです。
(たぶん、年収1,000万クラスの人は、勝手にヘッドハンターがいい案件をもってきてくれるでしょうが…)

一番驚いた(というかショック?)のは、転職エージェントでした。私はてっきり、自分の夢やこれまでの経歴を聞いた上で、どこの業態、企業であればやりがいを持ってイキイキと働けるのかを、付きっきりで相談に乗ってもらえるのかな?と思っていました。しかし実際はそうではなく、最初の小一時間で自分のことを話して、あとは企業を紹介してくれるだけ…。

「その人が、どうすれば幸せに働けるのか」

それを本気で考えて仕事をしているエージェントに出会う事はありませんでした。もちろん、そんな一人一人と向き合っていたら人件費がかかって儲けが出ない!と言うのでしょうが、それって寂しいなと感じてしまいます。

結局は、就活と一緒で、自分のやりたいことを考えて、自分の強みがどう活かされるのかを繋げる。この作業をとにかく繰り返すだけなのです。

働けなる前に転職を

前職に限らず、仕事が大変で病気になりそう/なったという方に最近お会いすることが多くなりました。そんなときに必ずお伝えするし、納得してくれるのが、「一度外の世界を見てみたら?」ということです。

前述通り、私も転職活動の最初の一歩は、「一度外の世界を見てみるか!」でした。そして、結果として私は外の世界に居場所を求めたのです。

一番もったいないのは、病気になって働けなることです。働くという行為は、良きも悪きも人間の人生の大半を占めます。民主主義の国家に住んでいる以上、「労働」という行為を通してしか、お金を得ることはありません。(生活保護とかもありますが…)

病気になって仕事ができないということは、「お金を得て生きていく」という手段をなくしてしまうということになるのです。

「人生を豊かにするために仕事がある」

仕事は、人生を豊かにするツールでしかありません。が、大切なツールです。であれば、その仕事は、辛く、病気になるものではなく、楽しく、面白いものにしたいと思いませんか?

「楽しく、面白い=簡単な仕事、楽な仕事」という意味では決してありません。それは人それぞれでいいと思います。

ただ、仕事が原因で病気になり、働けなくなりそうならば、転職を考えてもいいのだと私は思います。

誰に相談するべきか

私はあまり転職活動を他人に相談しなかったですが、本来はすべきだと思いました。これまでずっと一緒にいた友人やお世話になっている社会人の先輩など色々な人の意見を聞いて判断する方がベストな決断が下せるでしょう。もちろん、最後に決断するのは自分ですが…。

私も転職活動が終わってから、たくさんの人に相談しました。終わってからというタイミングが正しいとは思いませんが、時間があるなら相談して、自分でしっかり納得してから新しいところでスタートしたいという思いがあったからです。

ただし、あまりオススメしないのは、自分が勤めている人事や会社が抱えるサポートセンターなどです。理由は簡単で、彼らの仕事の任務は、いかに人を辞めさせないかだからです。

特にサポートセンターなんて、辞める人が多ければ契約を打ち切られることだってある訳ですから、なんとしても離職率を抑えようと努力するはずです。
もちろん、中立な立場からアドバイスしてくれる方もいることも事実なので、そこはケースバイケースですが…。

とにかく、自分だけで考えすぎない事です。
いろんな人の意見を聞いて、自分の強み、自分の素晴らしい点に気づくべきです。
(※)
「自分が思っているより美しい(You are more beautiful than you think)」という動画がありますが、まさにその通りだと思います。他人に聞いてこそ、自分の強さ、素晴らしさに気づく事が必ずあります。)



海外に居場所を求める

私はそこまで海外を回ったといえるとは思っていませんが、それでもアメリカ、スペイン、タイ、ベトナム、カンボジア、シンガポール、オーストラリアと見てきました。特に途上国で感じた事は、日本人が活躍できるフィールドはまだまだあるということです。

大学生の時など若いときに海外に行く事をよくオススメされますが、私もそれには大賛成です。

なぜなら、海外に行くと世界が広がるからです。大学、東京、日本という枠から飛び出し、世界に飛び出す。そこにはまだ見た事がなく、経験した事がない世界が広がっています。

企業に入ると、どうしてもその企業の範囲でしか物事を考えられなくなります。自分の勤務地が地方であればあるほど、平日・休日問わず過ごす人が同じ職場であればあるほど、残念ながらその枠を超えて物事を考えられなくなってしまうのです。私自身も、元々はそうでした。

しかし、ふと考えてみれば、我々日本人が活躍できる場は、日本ですら広がっている。ましてや世界には、もっと可能性が広がっています。もちろん、賃金や生活水準は日本と同様で、というのは難しいかもしれませんが、それでもやりがいがある仕事が外にあるなら求めるべきだと思います。少なくとも、枠から外に出られず病気になり、働けなくなるのだけはもったいなさすぎます

転職活動は楽ではありませんし、本当に悩みます(笑)。今の仕事の方がいいのか、転職した方がいいのか…。どっちが正しいのか悩む事もあるでしょう。

ただ、「どっちが正しいのか」と悩む事が、いかに無駄であるか最近感じました。
それを次回でお伝えしたいと思います。

次回に続く…