Saturday, October 20, 2012

非日常的空間にやって来た

インターンをするためにやって来たカンボジア。
最初のうちは、多少旅行気分が混じっていましたが、さすがに1ヶ月以上経つとその感覚は0に近くなります。つまり、どういう感覚かといえば・・・そうですね、仕事の感覚でカンボジアを捉えるようになります。

したがって、仕事場に限らず、基本的にレストランやカフェなどのどこへ行っても仕事人としての感覚が抜けません。常に仕事のことを考えてしまう・・・ということが起こっています。

しかし、そんな日常生活から離れられる空間があることに、昨日気づきました(笑)。

それがここ。

「タラ アンコールホテル」
(http://taraangkorhotel.com/index.php)


綺麗な4つ星ホテルです

いつも運動をする所はこんな感じ

こちらのホテルは、4つ星のホテルになりまして、サービスや食事の美味しさに関しては非常にレベルの高いものを持っています。

もちろんここのホテルに宿泊している!
なんてことは、あり得ません。そんなことしたら、お財布の中がすぐに空っぽになってしまいます。そうではなくて、私はここのメンバー会員になっていて、ジムとプールを使い放題!という契約を交わしているのです。(もちろん、有料ですが・・・)


メンバー会員証。名前が"Yasuke"になっているのと、写真が中国人ぽくて(笑)

普段は、運動をするためにジムを利用しているのですが、昨日はあまりにも天気が良かったので、プールサイドで読書をしようと思い、初めてベンチに寝っ転がりました。

ホテル提供の写真。若干の脚色はあるものの、綺麗なのは間違いない

寝っ転がっていた所からの写真

昨日は土曜日ということもあってか、プールが混み合っていました。

プールで一緒に泳ぐ若いカップル、パラソルの下で本を嗜む人、日光の下で気持よさそうに寝る人、20分間くらいずっとクロールをしている人、手を繋ぎながらプールの中で運動をする老夫婦、まだ小さくて足が届かないのでお父さんに抱えてもらいながらプールに入る2人の子どもたち・・・

本を読んでいた私ですが、そんな光景を前にして、なんだか心が温かくなり、また新鮮な気持ちがしました。

これまでカンボジアという国を考えるとき、「かものはしプロジェクトのカンボジア」とか、「内戦があったカンボジア」という様に、バカンスを楽しむ国というよりは、勉強をする国という捉え方しかしていませんでした。今回の経験が新鮮に見えたのは、仕事とか世界経済の悪化とか、そういう世間的要素を抜きにして、目の前のことを思う存分楽しむという時間の輪に入っていたからだと思います。

そんな輪に入ってみて感じたのは、いずれの時か、今度はバカンスとしてこの国を訪れてみたいということでした。

同じ国だとしても、
その訪問の目的が仕事なのか、バカンスなのかによって、カンボジアという国の見え方がきっと違ってくるはずなのです。そしてなにより、その違いを感じることを自分自身が望んでいる。

先週プノンペンというカンボジアの首都に行った際、観光でお金を入れているシェムリアップとは違ってビジネスの街として発展しているプノンペンでは、随分街の見え方が違いました。
ただ、ビジネスの街として発展しているプノンペンと直接的に向き合うには、ビジネスマンとしてあの街を訪問する以外にないと思うのです。

「プノンペンは、観光スポットはあまりなくて、どっちかというとビジネス街だからね〜」

という知人の言葉の重みは、観光として訪問していた私には、部分的にしか分からないことでした。

同じ場所でも、訪問の目的が違うだけで異なった見え方になる。
そのことへの面白さを感じた私にとって、今後試さないわけにはいきません。

近い将来、今度は奥さんと子どもを連れて(もちろん、友人と来ても良いのですが(笑))、この国が訪れることが出来たらいいなぁと思い、タラホテルを後にしました。

また非日常的空間を欲した時、訪れたいと思います。







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